様々な塗料の種類
家の外壁塗装につかう塗料は、数え切れないほどたくさんあります。
そのなかでも、さまざまな種別に分かれています。
おもな塗料メーカーでは、日本ペイント・関西ペイント・ミズタニ・エスケー化研・大日本塗料・スズカファイン など、そのほかにもたくさんの塗料メーカーがあります。
外壁塗料4種類
この4つの塗料から、外壁のさまざまな状況によって、最適と思われるものを予算に応じて使い分けて、塗装してもらいます。
フッ素塗料
シリコン塗料
ウレタン塗料
アクリル塗料
耐用年数
塗料でいう耐用年数はこのぐらいですが、実際の家に塗装した耐用年数とは異なってきます。
一口でいって外壁塗装といっても、塗装するのは外壁だけではありません。
外壁塗装とはいいますが、外壁だけ塗装する例と言うのは、ほとんどありません。
おもな外壁は「モルタル」や「サイディング」などですが、それ以外の場所、たとえば「破風、窓枠、軒天、ひさし・・」などの木部や鉄部もあります。
もしも本当に外壁のみの塗装ということであれば、上記に示した耐用年数が期待できますが、 おなじ塗料でも「外壁」と「木部、鉄部」では、耐用年数がちがってきます。
間違いなく外壁より先に、木部や鉄部が痛んできますので、家全体の耐用年数と言うことでいえば、もうすこし短くなる可能性が高いと思っていたほうがいいでしょう。
外壁塗装といえば、外壁の塗料に意識が行ってしまいがちです。
外壁より木部、鉄部の塗料を重視したほうが、家全体を長持ちさせる 確立があがるといったほうがいいでしょう。
そのためにも業者にたいして、木部・鉄部の塗料に、どのような塗料をつかって塗ってくれるのかの確認もしましょう。
溶剤と水性の2種類
また、塗料には溶剤(油性・シンナー系)と水性の2種類があります。
溶剤塗料
水性塗料
1液タイプと2液タイプ
さらに、溶剤塗料は、1液タイプと2液タイプの2つに分かれます。
1液タイプ
缶をあければ、そのまま塗れる塗料です。
1液鉄部さび止め塗料
1液シーラー(接着塗料)
1液ウレタン塗料
1液シリコン塗料
2液タイプ
「主剤」と「硬化剤」のふたつの材料に分かれています。
それぞれを混ぜ合わせて、はじめて塗装できる状態となります。
2液鉄部さび止め塗料
2液シーラー(接着塗料)
2液ウレタン塗料
2液シリコン塗料
劣化の状況ごとの塗料の種類
塗料の選び方で失敗しないために。家の外壁のなやみは、その塗料で本当に解決できますか?
外壁塗装をしようと思うおもな要因は、カビ、ヒビ(クラック)、汚れです。
ヒビから雨水が入るのが心配なために塗装する。
このような状況を解決するには、塗装によってヒビを埋める必要があるのですが、ヒビとは相性がよくない塗料を塗ってしまうと、無意味な塗装工事になりかねません。
ヒビにはヒビに対応できる塗料、汚れには汚れにつよい塗料で塗って、ベストな外壁塗装工事にしてもらいましょう。
カビが発生している場合は、防カビ剤入りの塗料
現在の塗料のほとんどが防カビの薬剤入りがほとんどなので、特に防カビ剤入りの塗料に気を使う必要はありません。
まず、間違いはないと思いますが、カビを気にしている場合は、防カビ剤入りの塗料か 確認しましょう。
ヒビ(クラック)が発生している場合は、塗膜が伸び縮みする塗料
ヒビが発生している場合は、「弾性塗料」を使用します。
ゴムのように伸び縮みしてヒビの再発を防ぐ塗料ですが、雨でよごれを洗い流す「親水性」という性能も同時に備わっていますが、伸び縮みする分塗膜がやわらかいため、 塗膜が硬い塗料よりかは若干ですがよごれに対する性能がおちます。
シリコン系の弾性塗料は、「ヒビ」「汚れ」「カビ」といった傷みにすべて適応するオールマイティーな塗料ですが、もしヒビではなく汚れを気にしている場合は、ヒビ対応よりもよりよごれに強い塗料で家を塗装をします。
汚れが気になる場合は、汚れがつきにくい塗料
弾性ではないので、より汚れのつきにくさを発揮できる塗料です。
ヒビもよごれもある場合は、コーキングなどでクラックを 埋めたあとに、3回塗りのうちの下塗りに弾性塗料を使用して、上塗りに汚れに強い塗料で仕上げるのもひとつの方法です。
塗る面の素材ごとの塗料の種類
塗る箇所の素材によって専用の塗料があったりもします。
特に木部や鉄部は、専用の塗料を使用することが質のよい塗装の大前提となります。