鉄部の下地調整
鉄部はさびの発生が特徴です。
サンドペーパーやワイヤーブラシ、電動工具などでさびを落とし、研磨をして塗装をします。
刷毛より仕上がりがきれいで、周りに塗料が飛び散りにくい温風塗装機によるスプレー塗装
雨戸。ナイロンタワシで研磨。
コロニアル屋根の棟押さえトタンの研磨
境界フェンスのさび落とし
ひさしトタンの研磨
サンドペーパーによる鉄扉の研磨
鉄部の下塗り塗装(サビ止め)
さび止め塗料にもランクがあります。
さびに強いエポキシ系のさび止め塗料で塗装してもらいます。
さび止め塗料には、何種類もの色があります。
一般的には、赤サビ色を思い浮かべると思いますが、そのほかに白、グレー、クリームなどの色があります。
木部塗装同様に、下塗りの色をあらかじめ確認しておけば、下塗りが塗装していることが確認できます。
戸袋の塗装。
グレー色のサビ止め下塗り塗装
戸袋の塗装。
スプレーによる白色のサビ止下塗り塗装
雨戸の塗装。
赤サビ色のサビ止め下塗り塗装
ひさしトタンの塗装
赤サビ色のサビ止め下塗り塗装
透明の下塗り塗料
(活膜でサビが発生してない場合)
鉄部の中塗り塗装
鉄部の上塗り塗装
外壁塗装では、基本的に塗装できるところはすべて塗装するのが一般的ですが、雨戸などの場合は、塗装する場合としない場合に分かれます。
雨戸にサビが発生したとしても、家の耐久性とはほとんど関わりがないからです。
実際に築10年程度の雨戸では、塗装しなくてもきれいな家もあります。
多くの場合でもサビの発生がわずかな家が多い部分です。
ただし家の耐久性に問題がなくても、家全体を塗装したとき、塗らない雨戸は後で目立ってきてしまうことも予想できます。
雨戸を塗る場合は、美観的な要素で塗装するというように思っていたほうがいいでしょう。
また塗装したとしても、サビが目立つ場合を除いては、多くの回数を塗る場所でもありません。
予算的なことも考慮に入れれば、3回塗りはオーバーコストになりかねないこともあります。