モルタル外壁のクラック(ヒビ)などがある場合、塗装をする前に埋めるなどの処理をします。
一般的には、ヒビにコーキング(シーリング)をして埋めます。
クラックの処理例
吹きつけタイル模様の外壁のクラック
リシン壁のクラック
増築の影響によるクラックの処理 (ヒビを埋めたあと)。
ジョリパットのクラック補修。
吹きつけタイルの外壁のクラック補修。
外壁スタッコのクラック補修。
クラックはできるだけコーキングを奥まで行き渡らせて埋めてもらいます。
また、埋めただけでは、コーキングを埋めた跡がそのまま残ってしまい、家全体の美観的にもよくありません。
外壁はもともと何らかの模様があるので、模様に影響を及ばないように、クラックを埋めるようにします。
適切なクラックの処理方法
できるだけクラックの奥まで、コーキングを注入してもらうようにしましょう。
クラックの補修跡が目立たなくするように、クラック部分をぼかしてまわりの模様との差異がないようにしてもらいましょう。
ディスクサンダーなどの電動工具を使ってUカットやVカットという外壁に溝を作ってから、クラックを埋める処理方法もありますが、手間 と費用がかかるのでお勧めできません。
処理的にはカットしてからのほうがより確実な方法ですが、もしコーキングだけの処理だけでの処置でクラックの再発がしなかった場合、オーバー予算となる可能性もあります。
現に家の塗り替えの場合では、シーリングの処置と弾性塗料をつかった肉厚塗装で、クラックの再発をしている家はほとんどないといえます。
クラックが気になる場合は、伸び縮みの特性をもつ「弾性塗料」で塗装してもらいましょう。
ただし弾性塗料の場合、塗膜が柔らかいため若干汚れがつきやすいということも考えられますので、汚れも気になる場合は下塗りだけにたっぷりと弾性系の下塗り塗料を塗ってもらいましょう。