色のイメージと効果

今回は、代表的な色について説明したいと思います。

生まれた時から何気なく目にしている色ですが、実は色を見ていると自然と何かを連想してイメージをしていることがありませんか?たとえば、鮮やかな青を見ると、青い空やきれいな海を思い浮かべたりしませんか?

色は見ている人に色々なイメージを与えてくれるので、私たちの生活の中でとても大切な要素の一つです。

春先になると薄めのピンクやきれいな水色などの洋服を着たくなるのも、寒くて暗い日々が多かった冬が終わって暖かい春に向かっていくウキウキした気分を表現していたりします。

また、食品やお菓子のパッケージなどは美味しそうで食べたくなるような色が使われています。

私たちは日常生活の中で知らない間に色を感じとって使い分けているのですが、実際色にはどんなイメージがあるのかをご紹介します。

赤

赤はとても目立つパワフルな色です。

ただ店舗やデザイナーさんが建築設計するようなお家の場合は例外ですが、一般の外壁塗装の場合でつかわれることはごくまれです。

情熱を表したり、炎を連想させたりします。とても力強くインパクトがあります。食べ物では、トマトやイチゴなどを思い浮びますね。赤信号やサイレンなども赤が多いので、危険を表すサインに使用されることもあります。

暗めの赤(ワインレッド)は、落ち着いたとても高級感のある雰囲気になり、コロニアル(カラーベスト)、トタン屋根ともによく使われる色でもあります。薄めの赤(ピンク)はとても可愛らしく女性らしい雰囲気になります。

青

青は人の心を落ち着かせる色です。

誠実さや冷静さを表したり、海や空を連想させたりします。信頼感・誠実さ・爽やかなイメージをあたることから企業のロゴやキーカラーとして使用されることが多いです。宇宙や地球なども思い浮びますね。

暗めの青(ネイビー)は神秘的で高級感のある雰囲気になり、薄めの青(水色)は軽くて爽やかな雰囲気になります。

外壁は決して多いとは言えない色ですが、トタン屋根の場合はよく使われる色です。

緑

緑は安らぎを与えくれる癒しの色です。また、安定感や安全・安心を連想させます。

緑を見ていると、森・木・草が自然と思い浮かび心が穏やかになります。リビングやオフィスに観葉植物などを取り入れるとリラックスした空間になります。食べ物では、キュウリやピーマンなどを思い浮びますね。

他には安全・安心を連想させるので非常口の表示で使われたり、再生や環境にやさしいことを連想させるのでリサイクルマークに使われたりもします。

屋根をモスグリーンなどにすると、比較的外壁のどのような色に対してもバランスが良いためよく使われる色ですね。

橙

橙は明るくて元気で親しみのある色です。

楽しく元気な気分にさせるので子供用品でよく利用される色です。また、家庭的で温かみのある色なので、絵本や幼稚園などでもよく目にします。食べ物では、みかんやニンジンやかぼちゃなどを思い浮かべますね。

橙は暗くすると落ち葉や土などの茶色になり、薄めの橙はベージュのような肌色になります。

家の場合は、割合と最近の新築塗装によく使われることも多い色です。

塗り替えで言えば、ここまではっきりした純粋の橙色が使われることは少ないですが、もっと薄い色が使われることはあります。

黄

黄色は明るくてとても目立つ色です。

橙色と同じく明るく前向きな気分にさせてくれます。さらに元気で活発なイメージも持ち合わせています。夏の向日葵を見ていると元気で明るい気持ちにしてくれます。

食べ物では、バナナやレモンなどを思い浮かべますね。

遠くからでも目に留まる色なので、工事現場の標識や踏切など危険や警戒など伝える時にもよく使用されています。

外壁でよく使われるのは、黄色に少し赤や白を加えてクリームやアイボリー系統の色が一番よく使われる色でもあります。

紫

紫は神秘的でとても高貴な色です。

日本の冠位十二階で最高位の色は紫なのをご存じでしょうか?紫は日本でも昔は高貴な色として扱われていました。紫は青と赤の中間色にあたるため、赤紫から青紫まで幅広い紫色があります。

食べ物では、ぶどうやナスなどを思い浮かべますね。花だとすみれや藤など繊細で品のある雰囲気のものが多いです。

暗めの紫は神秘的やセクシーさや高級感のある雰囲気になり、薄め紫はエレガントで柔らかい雰囲気になります。紫とゴールドの組み合わせは、とても豪華で華麗な雰囲気になります。