仕上がりにも影響する養生の重要さ
塗装をしたときは、少なからず家のまわりに塗料が飛び散ります。
家の塗り替えの場合、ローラーで塗装することがほとんどです。
吹き付けとちがって塗料が飛び散らないと思われがちですが、ローラーでも十分塗料は飛び散ります。
家の塗り替えには、塗料がついてしまうと不都合な場所がたくさんあります。
アルミサッシ、窓、地面の床、植木や植物などです。
そのために、ビニールやテープ、マスカーや布などで覆って、塗料の飛び散りをふせぐことを養生といいます。
養生が不十分だと、仕上がりにも影響しますので、しっかりとやってもらいます。
養生の欠点は、窓などもふさいでしまうために、窓が開けられないということです。
空気が通らないばかりか、工事の都合によっては数日間、雨戸も閉めっぱなしの状態になることも考えられ、昼間でも照明をつける場合のときもあります。
特に夏場は、息苦しさを感じる場合もありますが、養生の仕方によっては最低限空気を通せるやり方がとれる方法の時もありますので、業者にお願いをしてみましょう。
塗料は、足場のネット(塗料飛散防止用のメッシュ状のネット)まで、飛び越えてご近所まで飛び散ることはありませんが、付近に駐車してある車などには、車専用のカバーをかける必要があります。
塗装が終われば、養生ははがされて完成へと近づいていきます。